知ってたけど天才じゃなかった

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 月末はそんなに忙しくない。むしろ人数も増えたのでとても暇である。同じ部署の人間があわただしく棚卸を行うのを見守りつつ、その手伝いをしながら仕事は終わる。
 そもそもで結構自分の仕事をエクセルで数式とかマクロを組んで、かなり簡略化したので結構早く片づけられるようになった。文明の利器万歳である。
 「本当の仕事とは、その仕事そのものを失くしてしまう事である」誰だったかの本で言っていた台詞だが全くその通りだが、自分のような日雇いの人間は仕事そのものを失くしてしまうと、その空いた隙間を見せようものなら入らないか、とてもいびつな作業を投げ込まれる。なので「今、手が空いています」という言葉は上手く使わなければ
追い詰められる。


 給料が増えずに責任が増える。上手く誤魔化しつつ、叱責されないレベルの程よい社会人になっていなくてはならない。別に昇給も、昇進も、求めていない。役に立ちつつ、頼られすぎない程度のそんな立ち位置を、チキンレースのようにバランスを見極めながら生きている。年齢が上がるほどにそれはきっと難しくなるので戦々恐々としているけれど。

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 帰宅して、お握り一個を食べる。冷凍してあった豚肉と野菜をフライパンに突っ込んで、炒め物を作る。適当に盛り付けて、携帯電話でYouTubeの動画を見ながら、それを食べ終える。
 すぐにディスプレイの前で椅子の上で胡坐をかきながら、宣伝用の動画を作った。小説のような曲を書いてます、みたいな四曲をまとめる。少し歌詞入れとかもして、出力やツイッターへの変換で手間取って二時間以上経過する。
 過去の曲をとりまとめて、遠くの知らない誰かの目に留まるようにする。三ヶ月に一回くらいはこういうまとめみたいな事もしていこうなんて思っている。
 誰かに興味を持ってもらえたら嬉しい。

 そんな作業をしながら、改めてきちんと自分に言い聞かせる。知っていた、自分は天才じゃない。むしろ不出来すぎて不器用すぎて愚かすぎて、だれかに認めてもらうならなんだってやったほうがいい。下心を込みで自分以外の誰かの宣伝にだって協力するべきだ。長い事やってやっとそんな納得を手に出来ている。何十曲もニコニコ動画やYouTubeに動画を投稿してきて分かったはずだ。自分の曲はおそらくどこぞの鬼才のように万人受けしない。「音楽だけ」で多人数に広められる才能はきっと自分にはない。むろんそこに届く努力はする。それでも改めて、無力であることを自認する必要があると思う。
 百人や千人に一人の胸には突き刺さる鋭角はあると思う。だから、じわじわ。昔はプライドなんて呼んでいたものも出来るだけ捨てていきたい。嘘を付くんじゃなくて、せめて社交的に。そんな感じで難しく書いたけれど、柔らかく優しい人になろうとしてますってだけの話である。
 こんな結論になるまで何年かかったんだよ。

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 初音ミクを再ダウンロードした。おかえりなさい。
 とりあえずゆかりさんとミクさんに暫くボーカルやってもらいつつ、AIきりたんとか最近気になっています。可愛いンゴ。歌上手いンゴゴ。と上記の雰囲気を最悪にしていく。がんばろ。
   

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質問箱「尊敬する人はどんな人ですか?」

 信念のある人。愛情が深い人。俯瞰的に見れる人。損得以外で動く人。
 綺麗という事に対してのアンテナが高い人。そして上記のような事柄に、そうなりたいと努力している人。
 そんな人をとても尊敬しています。

質問箱「ほしい物リストを公開して欲しいです!」

 優しすぎの人かな?と思いました。応援、したいと思ってくださっていると捉えていいものなんでしょうか。
 なにがしかで聴いてくれて頂けてる人に、音楽制作の助けをしてもらえるような、応援してもらえるための場所は作ろうとは思っているのですが(そんな奇特な方が居てくれたらとももちろん考えてはいるけれど)。

 

 例えば小説やゲームとかを俺が欲しいものリストに入れておいて誰かが買ってくれたりしたら、良い曲を俺が作るきっかけや原動力をもらえる。そういう音楽に対してダイレクトに行くものとかなら、助けてもらえたら嬉しいかナァくらいに考えている。

 でもそうなると「Amazonギフト券」とかをリストに入れておくのってなんだか殺伐としている印象もあったりして。どうなんだろう。うーん。pixivFANBOXとかも考えてはいるんだけれど。うーん。大真面目に考えてみます。きっかけをくれてありがとう。

 なんだか今日は疲れてしまったんだよパトラッシュ。おやすみ。