2023-01-01から1年間の記事一覧

口笛

一日の業務を終えて帰宅する。いい加減に健康的な生活に立ち戻ろうと、何冊かKINDLEで買ってあったダイエットの本や、睡眠の本を流し見していた。野菜からだろうと思い、スーパーに立ち寄ってじゃがいも、キムチ、白菜、もやし、卵、ピーマン、人参を購入し…

透明な

最近は手ぶらで会社に行っている。胸ポケットに名刺入れと数枚のお札とクレジットカードとsuica。ピーコートを羽織って、一冊文庫本を胸ポケットに入れる。あとはBluetoothイヤホン。これで最悪な満員電車も少しはマシになる。寒々しい空をボケーと見て、た…

23世紀の青色

木曜日。まる一日、ぱたぱたと職場内をいったりきたりと奔走していた。疲れ果てて家にたどり着いた。煮物を食べ、とろたくの巻物を食べて、いわしの缶詰を食べた。今ゆっくりとレバーと小松菜を煮ながらこの文章を書いている。なんだか今日はとても疲れた。…

空想の街

十月がもう終わろうとしている。十一月になってしまえば年の終わりを意識し始める。少しだけ肌寒くなってきていて、毎日の仕事に追われ、曲は出来ないまま、毎日ラジオ体操と節酒、ストレッチ、早起き、長湯に努めている。いよいよおじいちゃんでしかない。…

Letters

日曜日は淡々と動画を作った。暫定の完成まで作り上げると昼過ぎだった。あともう少し投稿前には細かく展開を入れてみようと思う。前より少し出来る事が増えたなら良い。何が綺麗かとか、何が動画を見ていて気持ちがいいかとか、そういうのを考えた。曲が言…

フォーク

金曜日。早朝六時に目を覚ましてラジオ体操をする。肩こりを治すために施術の先生に言われた事を従順にこなす。出勤。外はもう秋めいていて涼しい。もう長袖のカッターシャツは腕まくりをしなくてもいい。満員電車に押しつぶされながらYOUTUBEを音声だけ聴い…

CORE

人生で何度目になるかわからないTwitter(X)のアプリを削除して、二週間ほど経過した。心がざわざわして喧しい時はSNSから離れる。そんでただ毎日の繰り返しにひたすらに流される。起きてシャワーを浴びて通勤して働いて本を読んでごはんを食べてお酒を飲ん…

無題

三連休。曲を書こうと思っていた。思ってはいたのだけれど、何故か俺を含めて友人四人で地下世界を冒険していた。Core KeeperというPCゲームを延々とプレイした。農業をして、採掘をして、釣りをして、鉱物にドリルを設置し、建築をした。へらへらと笑ってい…

Perfect nervous

定期的に茫漠とした虚無感に猛烈に襲われる。何も変わらないとか思う、意味も全部ないしなと思う、あらゆる全部が面白くないと思う。なかなかに尊大というか偉そうな書き方をしているけれど単純に何も手がつかなくなる。全部の動機が消滅する。 口を開けて寝…

なにしてんの

好きな作家さんのエッセイを読んだ際に、その人は漫画やアニメを見ないと書いていた。そこに素晴らしい作品がある事は理解しているつもりだけれど自分がそこにもう時間を割けないというような言い回しで締めくくっていた。時間は当然有限で、なりたい自分や…

赤い花

健康診断の結果が届いた。A3の用紙に書かれた自分の身体の情報は数字になって羅列されていた。人間の身体はそれぞれだなんていうけれど、それでも異常値が設けられていて、そしてそこに対しての自分がどの位置にいるかについて考えるとパソコンと似たように…

プリケルマ

火曜日。夏季休暇折り返し地点。現状は1曲完成。今新曲を二番の終わりまで打ち込んだ状態。なんとかフルコーラスを明日作りあげたい。3曲作るなんて意気込んでいたのだけれど、ほとんど無理だと思っていたが、できるかもしれない。過去最速の制作速度だ。…

チェリー

月曜日、陽のあかりと一緒に目を覚ます。いつもは憂鬱な月曜日だけれど連休中であれば心は羽根のように軽い。なんなら羽根が生えていると思う。飛べる気がします。でも、羽根はどう考えても仰向けで寝れないからいりません。こんばんは。 夏季休暇が入ってか…

セイコウトウテイ

一番好きな言葉は夏季休暇。早朝五時半ごろに身体を持ち上げる。十割の蕎麦を茹でて卵と葱と納豆を和えて食べる。珈琲を淹れてぼんやりする。今日から十日も出社しなくて良いだなんて、やはり神はいるのかもしれないと感じた。有神論をこれから提唱していく…

風とともに

十連休まであと四時間。時計を見るたびに胸が高鳴る。長く掘り進めた洞窟内で風の音を聞きつけ、あと僅かの採掘で陽の光を拝めると気づいた冒険家の気分だ。長い暗闇の生活の中でもはや目はそれに馴染んでしまっている。自由に放り出された時、僕は不安で仕…

陽炎

感情の熱がなければ、書こうと思っていた事も書けなくなる事はよくある。気分が乗らない、便利な言葉ではあるけれど。人間は論理よりも気持ちには嘘をつけないもんだと思う。おそらくは約束だったり、執念だったり、義務感だったり、習慣だったり、そういっ…

mugs

昔からとてもよく眠る。正確には起きているのを拒否するように眠る。 大学生のころ、単位を取り終わり、オリジナルバンドも解散し、サークルにたまに顔を出す事しか自分には生きる目的がなくなり半年ほど一日の三か月ほどを寝て過ごした事があった。こんなに…

家族の風景

最近俺は自分の"身体"と会話するようになった。 最近、アルコールを取ると体の調子が悪い。お酒に弱くなったのか、飲むと鼻炎が悪化して呼吸がしにくくなったのか。平日に友人と飲むと次の日がずっと呼吸が辛く、次の日の勤務時間は耐えられない気怠さと眠気…

夏の日、残像

「これくらい知っていて当然でしょう、なので専門用語を鬼のように連打します」そのような哲学の本を読んだ事がある。単語くらいなら検索をかければ済むのだが、おそらくは哲学者の背景、歴史なども知らない人にはなんのこっちゃの文字の羅列で、数ページで…

空洞です

週末はたいてい引きこもり、ああでもないこうでもないとデスクトップの前で正解というものの存在しない音の積み木を重ねている。ダンサブルと仮タイトルを付けたイントロからAメロまでの音源を作ったはいいが、どうにも曲が引っ張っていってくれないので、…

人間関係地獄絵図

人間同士、見てきたものも本も経験も違うのだから、その人の「あたりまえ」も「常識」も必然的にずれていく事になる。だが、共同ですり合わせながら生きていかなくてはならないので、その寄り集めた「普通こうでしょう」という本質的には偏見というものさし…

センスレス

月末は忙しい。割合落ち着いた会社に勤めているのだが、人員が減ってから仕事は約1.5倍になった。残業というものを親の仇のように憎んでいるので、ほぼ明日の自分に任せるという手段を取っている。 社会人として時間を重ねるごとに金銭と時間のバランスを考…

四角革命

アーティストになりたいと中学生頃から思い続けた、いつか終わるかと思っていた夢は何故かまだ居座り続け己の半生以上を音楽と一緒に過ごしてきた。やった事と言えば、音を高くしたり低くしたりそれを並べたり、なんか環境音を混ぜたり、それらしい言葉の連…

京急蒲田にて

ブログが面白いから書くと良いと思います、そう友人に言われた。そうか、それならとまた書き始める事とした。なんなら発信もせずに部屋にいて、ちょっとでも音楽の作成が滞ると、いじいじとYoutuberの動画を見て、ハイボールを注ぎ、自分の至らなさや不甲斐…

ハイボールの泡のように

土日の休みと月曜日の有給で三連休だった。土曜日は音楽を作ろうと試みたが何も浮かばず口から涎を垂らし、デスクトップパソコンの前で突っ伏して、もう何も生まれない無理です、勘弁してくださいと一体誰に言うのか分からない泣き言と呻き声をあげながらもC…

胡桃を割らない人形

月曜日。忙しかった仕事がおおまか片付いた。大きな山をちまちまと削っていく作業が終わった。ちまちま削りながらも山が壊れないように色々と気にすることは多かった。しかしまあ明日からも忙しさは続く。 わずかにある十分休憩や、お昼休憩で作っている曲を…

栞の砕け

月曜日。冷戦状態というか人間関係崩壊状態の地獄のような空気をなんとかかんとか交わして帰宅。一応は人事的な対応が取られそうで、それをただただ嵐が過ぎるのを小さな木にしがみ付いて待っております。はやく、良い天気になってほしい。人間にはできない…

四月の雪と広告への感謝

新曲を投稿して、数日が経過した。聴いていただいてほんとうにありがとうございました。先にニコニコ動画のほうで宣伝していただいた方の名前を並べさせていただいてお礼にかえさせて頂こうと思います。 さき さん 月(つき) さん necolt さんアライン さん…

新曲「春の走光性」とAIアートについて。

新曲、春の走光性を投稿した。 できれば、曲を聴いてから読んでもらえたらと思う。 - 去年の六月から投稿は出来ていなかった。平気で十か月の時間が過ぎた。 職場での人間トラブルや、友人間のトラブル。コロナウイルスに感染、メンタルがずたずたの時間だっ…

怪物と生姜

昨日は友人が家に来ていた。二人で日本酒を二本空けた。僕は独り酒を火曜日から一生しないと誓っていたので、三日ぶりの飲酒だった。水をもっと飲むべきだった。非常にぐでぐでと管を巻き、最後は謎に残ったハイボールの瓶を友人にもっていってもっていって…