うーうー

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 一日中寝ているのになかなか熱が平熱まで下がりきらない。肺と喉と鼻に熱が残っている。保健所から届いたパルスオキシメーターで計る。酸素濃度は正常。なんか指から何を計測しているのかなと不思議である。皮膚から酸素って出ているのだろうか。

 おそらく多少体が元気になったからか、これだけたくさん寝ていると夢を見る。
 さっきも『だって諦めきれなかった!』みたいな気持ちで起きた。眼から涙が出ていた。
 え、何がだよ、と思ったけれどその何か夢を追った少年みたいな気持ちはどういう経緯で、至ったのかわからずに、まったくもって眠るって変な行為だと思った。変なのはお前だよ。

 東京も感染者が大変なことになっていて、いよいよ医療崩壊しているらしい。自分の職場の人に自分がうつしていたり、ないしは自分がもらったりしたものでなければいいと願うばかりである。

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 名古屋市の市長がメダルを噛んだ件がやたらニュースになっていた。選手さんの気持ちはやるせないばかりだけれど、今回の件で僕の中で教訓になったのは『人の中の普通の基準って、こんなに違うんだ!』ってことである。あの行為は市長的には、テレビの前でやるには普通の範疇だったからこそ、起きてしまったことなのである。

 心の検問があってそこをあっさりと飛び越えている。しかも人目につく仕事をしていた人であれである。えー!普通がこんなにもずれているんだー!って。

 みんな、そこのズレがありすぎるから叩きまくっている。まあ、でもみんなで投げる石って全員が小石でも、大量に降ってきたらそりゃ死ぬから、殺すほどの悪意でないならほっておいてやれと思う。内々に済ますこともできない程の現状に燃やし続けることがあなたのしたいことなんですか?と聞きたい。


 そしてみんなの普通でも、きっと誰かをひどく傷つけているんだなって意識を持って生きていきたい。
 普通に歩けば草を踏む。普通に痛くても草は文句を言わない。なんか、うまく締められたような気分になる。読んでくださってありがとうございました。