キツツキの嘴

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 ゆっくりと帰宅すると景色も多少は変わる。足早にする白髪のサラリーマン。そぞろ歩きの
カップル。お話しに夢中のOL。どの人もきちんとご飯を食べて、夜は寝て、インターネットを見て、一年後は忘れるみたいな悩みを抱えているんだろう。
 オープンワールドのMMORPGみたいだ。

 そんな誰もが思うようなどうでも良い感想を抱えつつ、とぼとぼと帰路。最寄り駅と家までの
間にある松屋で豚肉定食を食べる。松屋は調味料がたくさんテーブルに並んでいる。
 ポン酢で食べる。ポン酢は控えめに言って神。ポンってなんだ。わからん。調べもしない。

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 マンションの扉を開けて暗がりの部屋に入る。靴を脱いで、家の鍵をつっかけ棒に吊るす。
 仕事中にぼんやり考えて決めていたことがあった。
 とりあえず作曲はやりたくなったら進める。しかし音楽に触れつつ新しい物を取り入れなくてはならない。なら勉強だ。カバーをまた作ろうと意気込む。
 先日購入しておいた弾き語りのスコアブックを広げる。
 アコギ二本、自分の歌でまた1コーラスを作る。

 こんなコード進行があるんだ。
 こんなメロディ出ないなあ。そんな事を色々考えながら手を動かす。久しぶりに楽しい。

 作曲って本当に苦痛だけど、カバーって完成系があるから、本当に気が楽である。
 もちろん迷走はするんだけれど。よく言う生みの苦しみがない。自分の手癖を使いながら、新しいものを取り入れながら、久しぶりに歌を歌う。楽しく作業をしていたら九時過ぎ。寝る時間になる。
 
 三日間かけて、今日も帰宅したらアレンジを少し練って、ギターと歌を丁寧に録音して形にしたらTwitterやTiktokで公開したい。まあ、公開できなくても糧になっていく。
 なんとかかんとかがんばっています。

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 Twitterでお知らせしましたがJFN系列ラジオ。クリエイターズ・スタジオwithボカコレ内の御丹宮くるみ様の曲紹介のコーナーにて「2061年のハレー彗星」を紹介し、曲を流して頂けました。
 個人での曲でラジオは初めてだったのでとっても嬉しかったです。
 何処かで再放送的なものは聴けるんだろうか。よくわかっていません。
 知らない誰かの耳に曲が流れるのは嬉しいなあ。


質問箱「自信がない人が自信を付けるにはどうやったらいいですか?」

 自信は俺も無いです。基本的に不安が過ぎて、椅子の上で体育座りをしながら「助けてくれ」
と言っている人生です。
 それでも自分も自信をなんとか付けるために、前よりはちょっと変われた所を少しずつ作りながら懸命に抗っています。方法を上げられなくてごめんなさい。自信がない人に聴く自信の話なんて
滑稽がすぎると思いました。

 また明日。