二千十九年の八時十二分に再開しました。

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 ブログを再開しようと思って、ここにあった内容を全てデータの海に放流した。液体窒素と兎の歌という、昔作ろうとして作れなかった曲のタイトルをブログの名前にした。タイトルはなんか雰囲気が良かったというだけで、本当に意味のない言葉だったので、今の自分には当てはまっている。雰囲気でまた始めよう、そういうのがいい。

 お久しぶりですヨノです。

 

 嫌いな茹だるような夏が終わった。茹だるような、とは本当にぴったりだった。湿気が多すぎて温度の上下がありすぎて、頭が沸騰して、体調を崩した。年々嫌いになっていく夏。でもやっと温度が下がってきた。鈴虫だと思われる虫が部屋の外の何処かで羽を震わせて泣いている。りんりんって良い音。

 昨日は友達が引っ越しをすると聞いて、ごはんを御馳走にしてもらうかわりに一日物を捨てる手伝いをしてきた。靴を捨てた。服を捨てた。部屋に染みついた彼の時間をひっぺがした。こびりついていたのは彼の生活や毒や、執念とかそういう類のものだった。丸一日やっても作業は終わらなかったけれど、なんだか気分の良い時間だった。僕は友達が少ないけれど、友達と言える人はいい人ばかりだと思う。

 

 作曲家友達なので、なまけものの僕らは、なんとかお互いに鼓舞して作曲作業をしようという話になった。二人で十月の十八日までに1曲できなければ、1週間禁酒というルールを敷いた。家に帰ってギターをぽろぽろと弾いていた。

 どうせなら色々とまた始めたいんだ。まずは毎月一曲。ブログをできるだけ毎日。そのために新しい色んな事を食べにいきたい。音楽も本も映画もアニメも。飲食店も行った事のない町も。人間は食べたもので出来ているらしい。じゃあまたいろんなものを食べようと思う。

 

 僕は普通にサラリーマンをやっているんだけれど、今のお仕事について2年半ほどが経過した。やはりルーチンワークが増えてきた。それは安定を産むけれど、どんどん生活から気づかないうちに抜かれていく。映画館があってそこに座っている。そこに毎日毎日ほとんど同じ映像が流され続ける。それってあんまり生きてる感じがしない。

 同じような相手への同じような憤り。それをまた言わないままでポケットに突っ込んだり。会社は団体だから、命令が上から降ってくるんだけどあんまり気持ちを鑑みない指示だったり。どうせなら、楽しく抗いたいものだ。もしくはすっぱりとドウデモイイヤってケラケラ笑っていたい。

 

 随分と大人と言える程度に人生を生きてきたけれど。覚えたのは戦い方じゃなくていつでも回避方法だ。どうせなら楽しく生きれるために戦えるように、なんて思いました。無理なくブログは続けていきます。良かったら、見守っててください。