23世紀の青色

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 木曜日。まる一日、ぱたぱたと職場内をいったりきたりと奔走していた。疲れ果てて家にたどり着いた。煮物を食べ、とろたくの巻物を食べて、いわしの缶詰を食べた。今ゆっくりとレバーと小松菜を煮ながらこの文章を書いている。なんだか今日はとても疲れた。休憩時間は色々なブログを読んでいた。生活保護の人のブログ、作曲家のブログ、ミニマリストのブログ。窓から生活をのぞき込んで、みんな懸命に生きていた。ランキングサイトとかの一位とか二位の方とかのをざっと目を通したけれど短くても一年とか、長くて十年続けている人がいた。やっぱりなんだかブログが好きである。話題があってもいいし、ただの日記でもいい。そこに滲んでいる考えとかをぼんやり頭に入れて通りすぎていく。自分のブログもそういった一つであってほしい。たまにこう、ふっと覗いてくれるだけで嬉しい。まだ結構頑張って生きているんだぜ。

 

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 23世紀の青色について書いてみる。FANBOXでどれの話読みたかったりしますと聴いてみたらリクエストを頂けた。嬉しかった。

 セカンドアルバムの最後の曲。23世紀の青色。たしかアルバムの最後の最後に作った曲だった。ほとんどの曲がそろいきった後、「図書館の閉館時間」を書いたあととかに取り掛かったと思う。どんな曲なら、この大事なアルバムの最後にふさわしいだろうと考えた。蛍火を公開して八千マイリストとかになって、注目してもらえたが、その半年以上をかけて作ったのが蛍火だったからそれに負けないように自力を必死にあげていた時期だったと思う。

 当時付き合っていた女の子がいて、その子に充てた曲だった。ラブソングというと非常にこっぱずかしい表現だけれど、斜に構えたわけでもなく一歩俯瞰したような、でもちゃんと自分らしいようなそんな歌になったと思う。まあ今聴くと23世紀に自分の子供の子供がいるなんて多分ねえんだろうななんてちょっと薄暗い気持ちにもなる。その時はその未来を信じてもいたんだよなあ。長い時間があの曲を書いてから経過した。これくらい真っすぐで、でもちゃんと色んな視線を含めている曲をまた書きたいなんて思う。人を強く好きになるなんてことは今後あるのだろうか。ねー。

 22世紀とか23世紀とかそういう言葉がドラえもんの影響なのか、語感が好きだったからそこに青色と加えて「23世紀の青色」ってタイトルにした。

 聴いてくださってありがとうございました。また明日。