軌道衛星の恋について

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 二年ぶりに新曲を投稿しました、軌道衛星の恋という曲です。おひさしぶりです。はじめまして。ヨノです。

 先日友人たちとお酒を飲み、喋っていた時に気づいたのですが、正確にはボカロPとしては五年くらいは、ほぼ何もしていなかったみたいでした(2曲くらい足掻くみたいな曲はあげてましたけど)

 後半の二年は音楽が嫌いになっていました。そこらへんの色々についてはブログでぐだぐだと書いたり書いてなかったりしているのですが、今度また、まとめた話を書こうと思います。

 

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 歌詞について。

 なんかいくつもの要素が自分の中でごちゃまぜになって、合わさった曲でした。そもそものテーマみたいなものは、「人工衛星の最後」の話をラジオだったかで聴いた事があってなんとなく覚えていたので、それってすごい切ないなぁって思った事が最初だったと思います。

 八年くらいの寿命。人工衛星はだいたい役目を終えると、わざと地球に近づけさせて大気圏突入で燃え尽きさせてしまうか、スペースデブリ(宇宙のごみ)として軌道から恥じさせられて宇宙を永遠に漂うようにさせられるって聴いたんです。

 

 人工衛星側の気持ちになったらもう、地球から飛び立って誰にも逢えないまま、ずーっと情報だけを地球に送り続けながら綺麗な地球を見続けて、最後は帰ることもしないで燃えてしまう。

 もうめっちゃくちゃ寂しいなって何故か衛星に感情移入しちゃったんですよね。もしくは情報を送ってくれている人は代替わりしちゃって相手は死んでるのに自分は行くことも出来ずただただ、恋しいなんて思いながら見続けてるんですよ。切ない。

 

 そんでそこから、いくつか繋がって、あの歌になったんですが。

 あとは、たしかNEWSの手越君がジャニーズを辞めるとか、結構騒ぎになってて、僕の会社の後輩はNEWSヲタク、というか宗教みたいに崇めてる女の子だったので「帰ってきて欲しい。悲しい。でも、頑張ってほしい気持ちもある」みたいな事を言っていたんですね。なんか、永遠に続くものがあるとしたらそんな誰かを見守り続ける側の気持ちって尊いな~。なんて思いました。

 

 自分自身の事も当て込むと、一度誰かを好きになったりすると基本的には嫌いにならないんですよね。その人の考え方も知って、その人の不器用さも知っていて、例えば恋愛関係だったとしても僕は、過去好きになった女の子は未だにみんな好きなままだな~なんて思って。あと、大事なのは音楽の活動を再開しはじめて二曲目に作った曲なんですが。ブログは楽曲投稿前から再開していて、数人の方から「ずっと待っていました」とか「中学生の頃から好きでした」とか本当に嬉しい言葉をいくつももらいました。

 

 自分が誰かを好きになって、そのままだったり。誰かが自分の音楽をまだ好きで居てくれていたり。あとはNEWSの一件を隣でみていたり(笑)、ほかにもいっぱい踏まえて。なんか「軌道衛星」になったつもりで恋の歌を書いてみました。あくまでも機械だからこその純真さみたいなのもある。そんな感じの歌詞です。

 

 楽曲について。

 曲は最初のピアノの部分をアコギのアルペジオで弾いていて、それがとてもよかったのでピアノに差し替えた所から作りました。どんな曲にしようかなぁと適当に「軌道衛星の恋」という仮タイトルを付けて、僕にしては珍しく最初から最後までタイトルの変わらない曲でした。

 活動再開にあたって、環境音、アコースティックギター、ピアノ、シンセを使いまくって趣味全開でいくと決めていたのでこんな感じの曲になりました。特に間奏は今まで作ってきたものの中でも屈指のお気に入りです。珍しくエレピとか入ってて独特の雰囲気を作れたと思っています。

 

 イラスト。今回はChooco様の世界の卵というイラストを使わせていただきました。本当に素敵すぎるイラストで、Twitterで見かけてからはずっと追いかけさせていただいております。

 使わせて頂いておいて、こう、曲に合っているとかそういうのはなかなか上手に言えないんですが。猫と女の子が旅をするシリーズの絵を投稿されていて、様々な場所を一人と一匹が旅しているんですが、顔がほとんどのイラストで描かれていないんです。

 なんだかその、想像させる空白みたいなものが、曲とかで使わせて頂いてもぴったりと合わせていただけるだけの広さみたいなのを持っているものだと思って、使わせていただきました。ファンすぎる!

 

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 そんな形で活動再開でした。今年は月一で投稿するのを目標にがんばるので、よかったらブログはほぼ毎日更新しているので、たまに見に来て右のバーにある「質問箱」に曲の感想や、適当な質問を投げ込んでくれると嬉しいです。

 よかったら二回、聴いてくれたらとっても嬉しい。また明日。