オルタネイティヴ

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 雨が降っていた。いつもの起床時間より一時間ほど早く起きてしまって、鼻をかんだ。手持ち無沙汰なのでスマホを眺めた。マブラヴオルタナティブというアニメが今季やっていて、それの感想や実況の掲示板を狭い部屋の中で食い入るように見た。マブラヴは僕が大学生くらいの頃に発売されたテキストアドベンチャーゲームである。

 昨今は名作と呼ばれているものが、再度アニメ化やゲーム化をしている。ダイの大冒険、ひぐらしの鳴く頃に、月姫、シャーマンキング。不思議な気持ちがする。大学生頃に見ていた作品がまた、もう眠ってしまったと思っていたのに再び起き上がっている。

 しかしまあ、なんというか。テキストアドベンチャーからアニメというのはまず、また難しいのだなと思う。
 漫画からアニメって、絵柄や原作を割合忠実に抽出できる。キメみたいなシーンに対して、アニメーションで繋いでいく。
 進撃の巨人なら、エレンが大型巨人に対して対峙して「5年ぶりだな」というキメみたいな
シーンに至るまでをつないでいく印象。

 でもテキストアドベンチャーの場合は基本紙芝居というか、固定のイラストが会話をしてそれを見ている側が想像するという余地で物語が進行することが多い。小説からアニメに行くのと。漫画からアニメに行くのの中間地点なのかな。

 ちなみにマブラヴは今のところ完全に初見さんお断り状態の展開となっている。定期的に思うのだけれど、ダイジェストアニメってなぜ作られてしまうのだろう。忠実に頭から作って欲しいと思ってしまう派閥である。仮に完成しなかったとしてもだ。

 アニメは多くの人や多くのお金、多くの会社とたくさんの人が関わって作られる作品だ。きっと上手に回らないことなんてたくさんあるのだろう。
 数人で作るような動画とかでさえ色々と問題は起きるし、意図は正しく伝わらずゴールを見失ってしまう事だってあるんだから。

 わかってはいるけれど、あまり上手に作られていないものを見ると悲しい気持ちになる。だってアニメが失敗したとしても原作はそのまま綺麗なままなのに。そして大概の場合、アニメは地上波で放送されており、無料で見ている癖に文句まで垂れるのは大間違いだろう。
 もちろんゲームとかで買ってしまったら怒るのはわからんでもないけれど。

 美しい大好きなものを汚されるような印象になるからって理由もあるだろうな。昔から好きな小説が実写映画化するのは嫌だった。なんだか、神様を変な祭り上げ方をされているのをみるような気持ちになるんだ。

 まあ、そんなことをうだうだと考えていた。マブラヴのアニメは多分そんなに上手にはいかないだろうから、またゲームで遊ぼうと思った。

 土日についになる。今週からまた近所の神社の参拝を再開しようと思う。お祈りの時間は必要である。背筋を伸ばす事から始められる事もあると思う。
 

質問箱「鯛焼きはどこから食べます?」

 尻尾から食べます。
 タイ焼き好きです。こしあん派。うぐぅ。

質問箱「人生楽しんだもの勝ちっていうけど、そんなにポジティブに考えられない時もありますよね」

 うん。勝ちってなんなんですかね。人生楽しんだもの幸せじゃダメですかね。何と勝ち負けとしているんですかね。落ち込んでしまうことばっかりです。かなわないことばかりだし、報われないし、劣等感ばかりです。でも、そんな繰り返しも悲しいなあと思っちゃったりもしますよね。なんだかなあ!

質問箱「好きな人に塩対応された事あります?」

 あります。友人のつてで好きだったバンドさんのボーカルさんと話をさせてもらったんですけど
結構塩対応だった気がします。というかあれですね。いつかそういう人と俺も一人の作家として
認知されて話をしてみたかったんだと思います。塩というよりも「え。なにこの人」って感じの
対応でした。そんなこんなでちょっと悲しかった思い出があります。
 でも、例えば誰かと喋る時に、アーティストとしての距離を保つ事も彼らの仕事ではあったりするのだろうなと、自分も考えるようにはなりました。

 また明日。