怪物と生姜

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 昨日は友人が家に来ていた。二人で日本酒を二本空けた。僕は独り酒を火曜日から一生しないと誓っていたので、三日ぶりの飲酒だった。水をもっと飲むべきだった。非常にぐでぐでと管を巻き、最後は謎に残ったハイボールの瓶を友人にもっていってもっていってと田舎のおばちゃんよろしく気が大きくなっていた。

 酒はその人の本性を暴くといわれるが、俺はいくら飲んでも暴力性は皆無でおばちゃんになるみたいだった。たまに酔っぱらった勢いで友人たちにスケジュールを確認して遊びの会を主催したりする。やっぱりおせっかいおばちゃんである。心の中におばちゃんを隠していたわけである。まったくもって平和だ。

 

 オッドタクシー1話、サマータイムレンダ3話、ペルソナ4ゴールデン、お兄ちゃんはおしまい!等アニメを見た。サマータイムレンダはきっとひぐらしのなく頃にに影響を受けているんだろうなという印象を受けた。面白そうだった。ミステリーなので三話みただけでは判断を下せないけれど、引き込まれるスタートだった。

 ふるさと納税で馬刺しを返礼品でもらっていたのでふるまった。味がしないと言われたが、馬刺しなんて食感と醤油と薬味がうまいものだろうと反論した。言われてから食べたら確かに味見が少なく感じたが十二分においしかった。醤油をつけてにんにく。醤油をつけてショウガ。食感がよければ不味いわけないのである。文句を言ってはいけない。お馬さんありがとう。

 

 というような会を催したせいで今日は睡眠不足だわ、花粉症だわで非常に最悪な一日だった。相変わらず職場の人間関係は不和をまといながらもなんとか一日を持たしている。黙っていると心の奥底に快く思っていない感情が沸いてしまう。心の中で相手にいくら話しかけたところで、攻撃性のある言葉を吐いたところで傷つけるのは自分である。

 二の矢を受けずという仏教だったかの言葉がある。不快感を感じたあと、それを何度も自分の頭の中で反芻してしまうことが二本目の矢である。だからこそさっさと忘れて、余計な怪物は自分の中にいれないべきだ。

 

 とりあえずまたざっくり800字ほどかけたのでここまでとする。明日は早朝から作曲をする。ちょっとずつ良い予感は近づいている。人間は見たくないものを見ないようにして、楽しい方向を見つめて進める。そこらへんがそこらへんの猫とは違うのだ。猫になりてえなあ。また日曜日。