風元素と洗濯機

スポンサーリンク

 九時ごろに目を覚ます。さんざんに昨日は友人と日本酒を飲んでいた。

 たくさん飲んだ次の日は当然、いくつもの後悔が頭にへびりついている。死にてえとか全くもってする気もなければ思ってもないけれど、なんとか自分を批判する独り言をぶつくさとつぶやきながらマットレスを畳む。

 

 アレクサにエアコンを付けて欲しい、テレビを付けてほしい、ライトをつけてほしいと。メイドかってくらいに指示を出す。まずは掃除とモノの配置換えだっつって五畳くらいの狭い部屋の中を歩く。フローリングは思った以上に冷たい。でも靴下が苦手だからなぜか裸足で。洗濯機を回す。洗い物を洗う。

 アコースティックギターと古いパソコンの位置を隅っこから隅っこへ移動させる。コロコロを持って、部屋中を粘着力で埃と髪の毛を集める。SURFACEのライブ音源とアジカンの夜のコールが何度も流れている。たまにパソコンの前に戻ってきて、ソシャゲのデイリーを消化する。味噌汁を飲んでサプリを飲んで常備薬を飲む。洗濯物を畳んで外に干す。居はとてもいい天気ででもピリと痛い冷気が部屋に入り込んでくる。

 

 あらかた掃除を終えてシャワーを浴びる。いつの間にか昼過ぎになっていたので、買い出しに出る。レバーと、細切れ肉。キムチとカフェラテ。味付きサーモンと唐揚げ四つ。サラダとあとは何を買ったっけ。とりあえず買い出しを終えて帰宅する。昼食を食べる。

 すべて終えて、をキューベースを立ち上げて二時間ほどああでもないこうでもないとギターを触る。ピアノを触る。何の琴線にもふれない二時間が経過して、ほとほと嫌気がさす。ブログだ。ブログを書こうとこんな文章を書いている。

 おととしはずいぶんとブログを書いて、去年は力尽きてブログを書く事を辞めた。遅くなったがとても短かったとしてもブログとFANBOXでなるべく毎日更新をしようと思いたった。いつまで続くかわからんけれどまたこんなほんとうにだれも救わないし誰のメリットになるんだってくらいつまらない三十台の男性の日記を口から愚痴でも零すがごとく書き連ねるつもりでいる。

 

 体調を崩し数か月、年末にようやく持ち直しスランプに陥って数か月。気付くと二月も終盤だ。怖いといっても、辞めてといっても、縋りついても、喚いても、巻き戻してくれと懇願しても、時間がどばどばと流れている。

 どばどばと流れて溺れるさまくらい笑ってくれとブログにします。また明日。