空洞です

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 週末はたいてい引きこもり、ああでもないこうでもないとデスクトップの前で正解というものの存在しない音の積み木を重ねている。ダンサブルと仮タイトルを付けたイントロからAメロまでの音源を作ったはいいが、どうにも曲が引っ張っていってくれないので、また次の新たなコード進行を並べて、また崩して、それを繰り返した。敗北。

 二十一時ほどからオンラインでヘリと雑談なり会議をする。だいたいの決め事が終わるころには朝日が昇っておりこんな時間までよくもまあ、と思いながら解散。マットレスを広げるのもおっくうとなり、なぜか板の間に倒れて眠った。

 

 日曜日は十二時前に目を覚ますと動画を作った。十六対九の画面内でちょこまかと枠、フォント、イラストを動かす。少しずれると格好悪くなる。そもそもこういう配置で格好悪いや格好いいを感じるというのは何故なんだろう。美的感覚というものは猫や犬は持っているんだろうか。人間の持つあらゆる機能は生命維持に必要なものだと思うんだけれど。ストレスや炎症ですら。でも綺麗とはなんだろう。そんな誰にもこたえてもらえない事を思いながら、ハイボールを飲みながら作業をし終える。いつの間にかずいぶんと吞んでしまっていたらしくまた、ばたり、とマットレスに倒れこむ。気づくと深夜だった。

 休日に定期的に、時間があって誰も止めないからといって延々と酒を煽るのを本当に辞めたいと思っているのだが定期的にやってしまう。恥ずかしすぎて恥だからこそ、ここに書いて、なんとか自制へのきっかけとしようとしている。

 大人になって安易に脳内幸福物質を増やせる手段をしってしまって、こういった何にも残らないが強引に幸福な時間を過ごす事が出来るようになったが、自分がもしも死ぬ日が来たとき、おそらくは後悔の念が襲ってくるとは思うので辞めたいと思っている。ホントダヨ。

 

 また明日。