低体温

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 年が明けた。幸福だった年末休みが終わり、出勤する。ほぼ個人部署なのでだらだらと降ってきていた仕事をこなして一日が終えるが、やはり労働はストレスだ。それでもまぁへらへらと笑いながら、年始の挨拶なんつって頭をふかぶかと下げて、過ごした。

 「足を止めない」と「誉める」という目標を掲げた。とりあえず帰宅してからもショート動画を二本ほど作った。褒める、についてはあんまりまだ年始から誉めていない。誰かに出来た事なんて「ごちそうさまでした」と日高屋さんの定員さんに丁寧に接したくらいである。部屋に貼るポスターみたいに。みつを氏のありがたい短文詞のようにとりあえずは心に飾りつつがんばっていこうと思っている。

 

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 次は何の曲を書こう、と考えあぐねている。先月と年始から割合決まったテーマでがりがりと作曲は進めてきた。でもいよいよテーマが無くて、どうしますかねと思いながらとりあえずはギターロックでも書くかと分かりやすいコード進行で分かりやすいアルペジオを重ねてそれなりのトラックらしきものを作ったが、本年初の没曲を生み出した。曲は一つの面白味のある視点や、憧憬のように張り付いた綺麗な光景みたいなもので作り出す事が多いけれど。枯渇している。うーむ。

 

 実家に帰った時世界一嫌いな場所であった地元の中学校に足を運んだ。そこは更地になっていて、新しい建物すら立っていなかった。だだっぴろいFateの戦闘後のような更地。一応は立ち入り禁止の看板があって、ロープでそこは仕切られていた。何か感情でも動くかなと足を運んだんだけれどボケエとそれを見つめて「建物までなくなるとなんかムカついた事すらなかった事になるみたいで嫌な気持ちになるな」と答えにもならん事を思った。あそこらへんには校庭があって。あそこらへんはピロティがあったよな。あそこらへんは体育館で。大嫌いだった奴らの顔や名前を思い返すといくらかは忘れていたりした。きっと地元に根付いたやつもいれば、県外にとびちっているだろう。死ねとまでは言わないが是非不幸になっていただきたい奴もいたなと思う。

 歌になんねーかなと願うけれど、別にならんからブログやFANBOXのネタ程度だな。でもまあなんか実家の自分の部屋でボケエと過ごしていたよりかは有意義に思った。気持ちの上下は大事だ。部屋にいると何の刺激もなく過ぎ去る事こそがなんだか損みたいに感じるのはなんなんだろうな。

 

 結局上手くこの文章もまとまらなかった。上手に締めくくれる文章を心がけているけれどそんなこともあるさと思った。本年もよろしくお願いいたします。