良い曲の下に死んでいった没曲があるのを忘れないで

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 いつだって見える場所にガラスケースがある。

 そこには自分が欲しくて堪らないものが飾ってある。たまに安売りだよとか、案外簡単に手に入るよと声を掛けられるのだが、それは絶対に手に入らない。そういうルールである。持たざるものの人生をそんな感じで生きるんだナァ、ヨノです。開幕から暗いぜ。

 

 昨日も昨日とてほぼコピーペーストみたいなルーチンの仕事をこなした。仕事中、ずっと愚痴を言っている別の課の女性。その言葉がべたべたと頭のすみに貼りついた。気分はあまり良くなかった。

 まあ、それはそれ。人は人、ウチはウチ。関係のない事柄にまで勝手に気持ちを沈めて落ち込むのを辞めようと思った。そんな感じで仕事を終えて、とぼとぼと駅に着いた。電車に揺られて帰った。

 車両内は暖房が座席の足元から噴き出している。本当は読書をしながら帰りたいのだが、その温かさにぼんやりと微睡んでしまって、目を開けていられないのでスピッツのライブをイヤホンで流していた。「素敵な恋人、ハチミツ~」と草野さんが歌っていた。高校だったかの頃にはまって、だいたいの過去作をブックオフで集めた。今でも新旧取り入れつつスピッツらしいライブをしていた。

 何だか誇りみたいなものを守っているライブだった。そんな風景がじわじわと嬉しかった。最寄り駅に付いて、ぱらぱらと吐き出される人に紛れてコンビニで夕飯を買った。巻き寿司とおにぎりとサラダを食べた。クラフトボスのカフェオレを飲んで、少しギターを弾くと眠気に襲われた。あまり考えずに数時間眠った。


 目覚めて、エレキギターを片手にイントロを作った。普通に良くないイントロだったので没という事にした。「隘路」というタイトルを付けた。

 いつもはまた無駄な時間を!と嘆くのだが、がんばって没を作れたので、自分をほめたい。きちんとお酒も飲まなかったので偉いと自分に言い聞かせた。なんとかかんとかやっている。毎日は静かだけれどキリキリと辛い。
 
質問箱:「付き合った訳でもないのに忘れられない人いますか?」

 好意を持てた人は覚えてはいるけれど、そんなにドラマもない。結構長時間考えたけれど、上手に何か書けるわけでもないと思いました。

 

質問箱:「会いたいって言ったら会ってくれますか?」
 酒飲みにいきません?って言われたら、よんよこ遊びにいくかもしれません。昔は俺と会って曲のイメージ壊れるの嫌だナァなんて思っていたのですが、色々最近は砕け気味です。音源もしばらくはオンラインでしか出すつもりしかないですし。ライブみたいなものもないので、褒められたい…。ウーン。

 気が向いたらって事にさせてください。こんなありがたいコメントないよなぁ、とは思っています。この質問めっちゃ悩みました。

 

 良い曲書きたい。1コーラス書けるんか。がんばれ。また明日。