変わらないことをみんな望むけど 変わらなければ朽ちていく

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 土日に色々友達と喋ったり、行動的にしていたからだろう。月曜日は「疲れさん」がじとっと僕に纏わりついていた。「疲れさん」をおんぶして過ごした。邪魔だった。


「疲れさん」は基本喋らない。俺に体重をぐっと預けて、たまに笑う。気持ち悪い声で笑う。腹立つ。

 仕事をなんとか、やり過ごす。月初は忙しい。月頭にある買掛の金額報告。部材をとりまとめ。ネットでインクの発注。その他もろもろ、詳細は省く。


 一日が終わる。「よーがんばった」なんて呟きつつ、ぐでっと
疲れて家に帰りつく。帰り道も基本目を瞑っていた。瞼の裏側で血液が通るのが見えた。陸橋を通る時は影と光がぱっぱっと入れ替わって見えた。

 僕は七時三時で働いているので(コロナの影響で時間変更勤務)、いつも帰り道は太陽がさんさんと照り付けている。

 

 帰宅して、レタスとトマトを小松菜をちぎって、それをサラダと呼んだ。もも肉をフライパンに突っ込んでキムチとみそで炒めた。
 買ってきた200円のそばと、サラダとキムチ。それをマットレスの上でががっと食べた。

 そしてばたんきゅう。

 

 やりたい事はたくさんあったはずなのに、それはその時の俺にはやりたくない事になっている。そのまま布団に倒れこんで、眠る。深夜に起きて30分くらい携帯を見たり、ポケモンをやったりする。

 

 そしてまた眠る。眠る。眠る。

 手帳には「家に帰ったら作曲!」とか「家に帰ったらアコギ曲の練習!」とか色々書いてあったのに。あるにはあったのに。
「余裕があったらお散歩、筋トレ、映画を見る、本を読む」そんなような理想の未来を書き連ねた文章。

 自分のとの約束は守りたいのに破ってしまって少しいやな気分になる。

 

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 お金を使う事は未来を買うこと。みたいな考え方もあるとか朝ぼけっと思っていた。

 ピアノを習うこと。ピアノを弾ける未来。習わなくても覚えられるけど、それはショートカットにはなるはず。そして動機と理由をもらえる。
 ゲームを買うこと。見たことのない世界に連れていって、その世界を冒険したり、恋愛したりできること。
 素敵な服を買うこと。その服をきて、なんだかしゃきとした気持ちで外を歩ける自分になれること。

 

 お金と自分を使って未来を買わないといけない。
 ぼけぼけといつまでも眠ってばかりいられない。
 ここから出してと僕が言うので、ここから出ようと思う。出れたらいいなあ。
 また繰り返しそうだなあ。出れたらいいなあ。